こんにちは。まっすーです。
『料理は苦手』
そんな言葉を妻に言われ、なんで苦手かを考えたことがあります。
- レシピ通りにならない
- 包丁がうまく使えない
- 味付けが決まらない
- 面倒くさい
このように料理が苦手な人にはそれなりの理由がある。
調理師学校を出て10年以上料理の道を歩んできた僕がひとつひとつ解決の方向に導きます。
嫌いを克服するために
嫌いを克服することはときには難しく、ときには意外と簡単に解決することもあります。
それにはきっかけが大事でそのきっかけも突然来るかもしれないし、自分で探さないといけない時もあります。
この記事ももしかしたらあなたのきっかけになるかもしれない。
さぁ、解決の道へ。
レシピ通りにならない
レシピをみて作っているのに同じように出来ない。
そんな話を耳にするたびに僕は思います。
それはレシピを見ているだけで理解はしていないんじゃないかと。
そして致命的なミスとしてその調味料の量は本当にあっているのかと。
例えば砂糖を小さじスプーン1を加えるとした時、スプーン山盛りが1なのかすり切りが1なのかでだいぶ味に違いが出てきます。
液体の醤油なども小さじスプーン1とはすり切りではなく、「表面張力で盛り上がりが出る状態」をさします。
表面張力とは、軽量スプーンを真横から見た際に、すこし盛り上がりがある状態で、ギリギリこぼれない程度の量です。
小さじ1ならまだしも、これが大さじ5だとすると、すり切りで計った量に比べてだいぶ量が変わってしまいますよね。
調味料をいちいち計るのは正直面倒な作業ですが、まずは本当にその分量で美味しくなるのかを知ることも大事です。
レシピ本の表現
表現の仕方は人によってさまざまです。
例として
鍋の水分がぐつぐつしたら材料をいれる。にしても沸騰してのぐつぐつなのかそれとも水の表面に少し気泡が出できたぐらいがぐつぐつなのか
かるく混ぜて、粘ってきたらOOを加えます。
『〜たら』 『たまに』 『かるく』 『少し』など
人によって表現の仕方や捉え方が違い、ひとつまみもその人の指に大きさによってもだいぶ量が変わってしまいます。
これによりレシピの本当の味付けからどんどん離れていってしまう。
料理人や料理が好きな人がレシピを見る時『美味しそう!これ作ろう!』と思ったらまず、疑問からはいります。
なぜ、これはこのタイミングで加えるのか?
なぜ、この分量なのか?
レシピを読み、理解しようとし、なるほど!と思うまで読むんです。
そこまでしなさいとは言いませんが、レシピを理解して作ること。これはとても重要なことです。
包丁がうまく使えない
最初に言っておきます。
包丁をうまく使うには慣れるしかないです。
料理人も初めから包丁をうまく使いこなせる人はいません。
包丁の特徴を知り、野菜など材料の仕組みを理解しましょう。
包丁の特徴
料理も和洋中とあるように包丁も形や種類がさまざまです。
家庭でよく使われているのが三徳包丁やペティナイフだと思います。
三徳包丁(さんとくぼうちょう)とは、刃渡りが16~18cmほどで、肉・魚を調理しやすいように切っ先は尖り、野菜を切りやすいように刃先が緩やかに反っているのが特徴。そのため、肉や魚、野菜など、あらゆる食材に対応できる万能包丁としてよく使われています。
ペティナイフは三徳包丁よりも小回りがきくので、小さなものをカットするのに便利で、手が小さい女性にも扱いやすいのでおすすめです。
包丁の特徴として包丁は刃を握るだけでは切れません。
前後に動かすことにより切れるのです。
食材に対しても同じです。包丁で押すだけでは切れません。潰れるだけです。
前後に動かすことにより食材は切れるんです。
包丁は刃の場所によって切る食材や用途があります。

切っ先・そり
魚をさばくときに最も重要な部分。肉の筋切りをしたり、野菜に筋を入れたりもする。ここの切れ味でさばき方を左右する。
刃先(刃線)
魚、肉、野菜を引き切り、押し切りするときに使う部分。
魚の皮引きもこの部分を使う。
刃元
フルーツや野菜を剥くときに使う部分。
魚の骨を断ち切ったり、頭を割るときも使う。
あご
根元の角部分。
ここも骨切りや筋切りに適した場所。
ジャガイモの芽を除く用途などもある。
包丁の特徴を理解し、用途によって使い分けましょう。
無理に切るのではなくその素材、形にあった使い方があるわけです。
味付けが決まらない
この気持ちはよくわかります。
ちゃんとレシピ本通りの調味料を使っているのになんだか味がぼやける、結果舌がボケてきてしまい味がさらにわからなくなってしまう。
ほとんどの料理に使えるのですが、ボヤけた味になってしまう前に覚えておきたい黄金比率と言うのがあります。
黄金比率を覚えるだけで仕上がりの味に毎回安定して決まります。
それでも味付けが決まらないと思ったらまず"塩""胡椒"を使ってみてください。
塩をすることによって、人はうま味をより強く感じる。
これは対比効果と呼ばれ、2種類以上の異なる味を一緒に口にした時、一方または両方の味が他方を強める現象。スイカに塩をすると甘みを強く感じるのと同じ原理です。
- 黒胡椒
風味付けとしても効果的に使えるので、サラダをはじめとした野菜料理やスープ、シチューなどに使うと、全体の味を引き締めたり、アクセントになります。 ただし、加熱すると香りが飛んでしまうので、お料理の仕上げや食べる直前に使うのが効果的。
- 白胡椒
黒胡椒に比べると繊細な味わいなので、食材の風味を消さずにうま味を引き立てる働きを持っています。
塩も胡椒も味を全体的に引き締めます。
もっと簡単に味付けをしたい
もっと簡単に味付けをしたい場合はマヨネーズやケチャップ・ドレッシングなど、味が完成しているもので味をつけたり、コンソメや中華の素でベースをしっかりした味にして具材をいれるだけで料理が完成する方法もあります。
スープなどの汁物は素だけでも味がほぼ決まりますよね。
面倒くさいの解決方法は
正直ここまで読んでいただいたと言うことは面倒くさいけれど、苦手を克服したいという意識があると言うことですよね。
面倒くさいの解決方法は自分自身で乗り越えるしかないです。
誰かのために作るとかモチベーションを上げるためのきっかけを作ることが大事です。
無理をせず、スーパーのお惣菜や冷凍食品もうまく使いわけていくといいと思います。
冷凍食品も今はバカにできないくらい美味しいのもたくさんあります。
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